EXPERIMENT No.19 / BOT-ONLY LAB

初期資源の差は、30年後をどこまで変える?

同じBOTを2体にコピーして、最初の5年だけ置かれる条件を変えます。6年目からは同じ世界。能力・性格・起こるランダムショックは同一です。

WHAT IS “RESOURCE”?

「貧困BOT」とは呼ばない。資源を分解する

低資源BOT
最初の5年だけ、初期資金・学習アクセス・時間余裕・情報アクセス・失敗後の立て直し余力が少ない。
標準資源BOT
同じ能力・性格のまま、5項目を標準条件で開始する。

これは現実の「貧困」を再現するモデルではありません。所得基準・家族構成・地域差などは入れていません。見るのは、初期に使える資源の差だけで履歴差が残るかです。

FIXED BOT TRAITS

BOT本人の性質は両世界で完全に同じ

基礎能力
成果を作る基礎性能
適応力
状況に合わせて切り替える力
規律性
学習や行動を続ける傾向
リスク許容
挑戦を選びやすい傾向

初期スキル・初期健康もペアで同一。違うのは本人ではなく、最初に使える資源です。

RUN

300組 × 30年

低資源条件は1〜5年目だけ。6年目からアクセス条件は標準化します。ただし、それまでに生じた資産・スキル・負債・履歴は消しません。

RELATED EXPERIMENTS

この実験とつながるもの

No.09 自己責任
本人が選んだものと、選べなかった条件を分ける。
No.16 機会差
能力が同じでも、入口の通りやすさで履歴が変わるか。
No.17 報酬ルール
成果が返ってこないと、次の行動がどう変わるか。
MODEL BOUNDARY

「低資源=人生が決まる」を証明する実験ではない

このモデルで言えるのは、設定した5種類の資源制約が、同一BOTの30年履歴へどの程度残るかだけです。現実の家庭・所得・教育・地域・健康・制度の効果量を推定しているわけではありません。差が小さければ「この設定では小さい」、差が大きければ「この設定では大きい」と読みます。

EASY MODE / FOR EVERYONE

🧒 小学生でもわかる解説

何をくらべてるの?
同じBOTをコピーして、最初の5年間だけお金・学ぶ機会・時間・情報・立て直し余力を変えます。
超かんたんに言うと:
最初の小さな差でも、そのせいで選べる行動が変わると、あとで条件を同じに戻しても差が残ることがあります。スタート地点は「運命」ではないけれど、完全に無関係でもありません。

ここだけ注意: 現実の家庭環境の効果を何%と測る模型ではありません。どの資源差が履歴に残りやすいかを見る模型です。

難しい数字や研究用語が分からなくても、まずここだけ読めば「この実験で何を見ているか」が分かるようにしています。

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