RESEARCH NOTE / EXPERIMENT No.20
無料で手に入る情報に、BOTはなぜお金を払う?
通常ページの裏側。何を固定し、何を動かし、どこまでなら結果を読んでよいかを明示します。
QUESTION
問い
コア知識が無料で手に入ると分かっていても、BOTは何を理由に有料版を選ぶのか?
OPERATIONAL DEFINITION
「情報を買う」をどう定義したか
固定するもの
無料版と有料版のコア知識は同じ。無料版の存在も全BOTが知っている。
動かすもの
価格、時短・整理、返金保証、権威、社会的証明、変身期待、実行補助、希少性。
購入=「知識の質が高いと判定した」ではありません。v1.91では、①買いたい度の抽選を通る ②支払意思額(WTP)が価格以上 ③この購入に回せる可処分予算が価格以上の3条件がそろった状態です。
BOT CONDITIONS
6タイプは「能力差」ではなく、価値の重みだけが違う
これは人格診断ではありません。現実の人間を6分類する主張でもありません。
MODEL ASSUMPTION
モデルに置いた仮定
A1
購入判断では「情報内容」以外にも、探索時間・不確実性・実行摩擦・価格が効きうる。
A2
同じ提示でも、BOTが何を重く見るかで反応は変わる。
A3
無料代替の存在は購入を下げるが、時短・実行補助はそのペナルティを部分的に相殺する。
A4
権威・口コミ・変身訴求・希少性は、懐疑性の高いBOTでは逆に割り引かれる。
A5
価格は玩具モデルの観察レンジとして0〜19,800円に限定する。上限を超える値は19,800円へ補正する。
A6
全タイプに同じ可処分予算分布(750〜25,000円)を与え、価値観と支払能力を分離する。これは所得統計ではなく玩具設定。
A7
支払意思額は「欲しさ」と価格感応度から別計算し、「欲しいけど高すぎる」を購入失敗として残す。
PRE-REGISTERED QUESTIONS
実行前に見る問い
Q1. 情報だけの有料版より、時短・整理を付けた方が全体購入率は上がるか。 未判定
Q2. 返金保証は不安回避型で、他タイプ平均より大きく効くか。 未判定
Q3. テンプレ・手順は時間不足型と不安回避型の双方で購入率を上げるか。 未判定
Q4. 懐疑・自力探索型は、同条件で6タイプ中もっとも購入率が低いか。 未判定
Q5. 価格を上げるほど、全体購入率は単調に下がるか。 感度分析待ち
Q6. Seedを変えてもタイプ間の方向性は大きく崩れないか。 頑健性待ち
RUN
基準条件を実行
基準条件:4,980円 / 時短75% / テンプレ75% / 保証・権威・口コミ・変身訴求は50% / 希少性なし / 無料版あり。
EVIDENCE LEDGER
何が設計で、何が結果か
| 項目 | 種類 | 扱い |
|---|---|---|
| 6タイプの重み | 設計由来 | 人間データから推定した係数ではなく、差を観察するために明示的に置いた値。 |
| 各条件の購入率 | モデル内結果 | 設計した重み・WTP・可処分予算・Seedから出た値。現実の購入率ではない。 |
| 可処分予算 / WTP | 設計由来+モデル内状態 | 可処分予算の分布は玩具設定。WTPはBOTの価値重みと提示条件から計算する。所得や実在消費者の支払意思額を推定していない。 |
| 「最後の一押し」 | 可読化 | 購入スコア内で寄与が最大だった正の要因を文章化。心理の実測ではない。 |
| 外部研究・市場データ | 未使用 | v1.91では意図的に混ぜていない。まず玩具モデル内部の因果だけを見る。 |
BOT VOICE BOUNDARY
BOTの台詞は「本音」ではない
台詞は、計算済みの寄与要因や購入/非購入状態を読みやすくしたものです。台詞が購入ロジックへ逆流することはありません。
MODEL BOUNDARY
この結果から言ってはいけないこと
「現実の購入者はこの6タイプに分かれる」「情報商材の購入者は、情報の見極めに不慣れな人に限られる」「この売り方なら人間の購入率が○%になる」とは言えません。
言えるのは、無料代替がある世界でも、知識以外の価値を重く設定したBOTでは購入が起こりうるという、このモデル内部の因果だけです。
TAKEAWAY
この結果からわかること
基準条件を実行すると表示します。
つまりどういうことか
まだ結論は出していません。
EASY MODE / FOR EVERYONE
🧒 小学生でもわかる解説
何をくらべてるの?
同じ無料情報を全員が知っているのに、売り方だけ変えたとき誰が買うかを見ます。
超かんたんに言うと:
人は「知識そのもの」だけにお金を払うとは限りません。探す時間を減らす、安心したい、専門家を信じたい、みんなが買っている、変われそう、などにも価値を感じます。さらに「欲しい」「その値段まで払いたい」「今払える」は別です。
ここだけ注意: 買った人を「だまされた人」と決める実験ではありません。何に価値を置いたかと、財布の条件を分けて見ます。
難しい数字や研究用語が分からなくても、まずここだけ読めば「この実験で何を見ているか」が分かるようにしています。
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