EXPERIMENT No.16 / RESEARCH MODE

機会差の大きさと、
30年後の格差はどうつながる?

同じ300体を赤青にコピーし、能力・初期資産・健康・毎年のショックをペア固定します。機会差は0 / 10 / 20 / 40 / 60%で比較。「差があるか」だけでなく「差がどのくらい大きいか」を判定します。

BOT POPULATION

BOTの個体差を隠さない

能力 0.72〜1.27
生産性・採用・教育に影響。
適応力 0.65〜1.20
学習機会を求める頻度・採用・教育に影響。
規律性 0.55〜1.10
学習・融資条件に影響。
初期健康 0.78〜0.98
行動可能性の土台。
初期資産 70〜160万円
資金余力に個体差。
初期スキル 0.34〜0.52
開始時点の技能差。

同じ番号の赤BOTと青BOTは、この6項目が完全一致します。したがってペア内の差は、ラベル後の機会アクセスと、その後の履歴差から発生します。

CHECK POINTS

今回見るポイント

H1 未判定
H2 未判定
H3 未判定
H4 未判定
H5 未判定
H6 未判定
RUN

30年×複数条件

No.16 × No.17 / INTERPRETATION

結果差を、そのまま「本人差」と読まない

No.16では同一traitsのBOTに機会差だけを与え、No.17では同一BOTに報酬ルール差だけを与えています。したがって、この2実験で観測された差は、少なくともモデル内では開始時の能力差を原因にできません。

研究メモ:
「結果が違う」ことと、「中身が違う」ことは同じではない。
結果から本人の能力・性格・行動投入を逆算すると、環境差や履歴差を本人差として誤読する可能性があります。
LAB CONVERSATION / NOT A HYPOTHESIS

会話ネタ:神様を信じたところで、投入した分は自動精算される?

これは宗教の真偽を検証する項目ではありません。モデルから直接言えるのは、投入・成果・報酬を自動で一致させるルールを入れない限り、一致は保証されないということだけです。

「世界は公平」と仮定しなければ、公平は自動では発生しない。
なら、公平を望む社会では、制度・ルール・保障・再挑戦の仕組みを人為的に置く必要があるのではないか。—— という雑談の入口。

この欄は仮説判定や研究結果ではなく、No.16 / No.17を見たあとに出てきた研究室の会話ネタとして分離しています。

MODEL BOUNDARY

因果構造を見る玩具モデル

特定の実在集団について何も推定していません。機会差の割合も人工的です。今回の改修では、20%という一点の結果を「支持」とだけ表示するのをやめ、効果量・感度分析・BOTごとの異質性を同時に見ます。

EASY MODE / FOR EVERYONE

🧒 小学生でもわかる解説

何をくらべてるの?
能力も性格も同じBOTに、意味のない赤・青ラベルを付け、機会だけ少し変えて30年比べます。
超かんたんに言うと:
ラベルそのものに力はありません。でも、ラベルのせいで通れる機会が違うと、最初は同じBOTでも後の結果に差が出ます。結果が違うからといって、最初から能力が違ったとは限りません。

ここだけ注意: 現実の差別の大きさを測った数字ではありません。「機会差だけでも履歴差が作れるか」を見る模型です。

難しい数字や研究用語が分からなくても、まずここだけ読めば「この実験で何を見ているか」が分かるようにしています。

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