どの社会が、
いちばん幸せなのか?
ごりっごりの資本主義・社会主義・共産主義。同じ100人を3世界へコピーして30年間住ませます。能力も性格も家庭事情も運も同じ。違うのは制度だけ。
これは実在国家の再現ではありません
3つの名前は制度ラベルとして使います。特定の国・政党・歴史体制を評価するゲームではありません。政治的自由、戦争、腐敗、移民、環境などはモデル化していません。共産主義モデルの「自由」は経済的な職業・消費・私的資本選択だけを指します。
この実験でいう3つの社会
ここでの説明は、現実の国そのものではなく、制度の違いをわざと強くしたゲーム内モデルです。まずは「何が違う社会なのか」を超ざっくり把握してから回してください。
一言でいうと:
稼ぐ・投資する・増やす自由が大きい社会。
頑張った人や運が良かった人は大きく伸びやすい一方、再分配と公的保障は弱め。失業や不調に当たったときの落差も大きくなりやすい。
私有資本:大 / 報酬差:大 / 再分配:少 / 経済的選択:大 / 保障:少
格差が広がりやすく、失業や不調を引いた人の下振れが大きい。少数の大成功者が平均を押し上げても、真ん中や下の人まで豊かとは限らない。
一言でいうと:
稼ぐ自由も残しつつ、みんなで支え合う比重を大きくした社会。
私有財産や投資は残るけれど、所得の一部を広く集めて再分配と公共サービスに回す。大きな格差を抑えながら、ある程度の上振れも残す中間型。
私有資本:中 / 報酬差:中 / 再分配:多 / 公共サービス:厚い / 保障:多
再分配を厚くするほど、頑張ったときの報酬差や私的に資本を増やす余地は小さくなる。公共サービスの効率が悪いと、「たくさん集めたのに十分な価値を返せない」状態にもなり得る。
一言でいうと:
個人で大きく増やすより、みんなの生活をそろえることを強くした社会。
生産資本の共同所有を強くし、所得差と私的な資本蓄積をかなり圧縮。基本生活の保障は厚いが、個人が資本を使って大きく増やす余地は小さい。
私有資本:小 / 報酬差:小 / 共同供給:大 / 基本保障:最大 / 経済的選択:小
私的な資本蓄積・起業・報酬差を強く抑えるため、「もっと働く・工夫する・リスクを取る」経済的な動機が弱くなりやすい。中央で配分を決める比重が大きいほど、需要の読み違い・不足・非効率が起きたときに修正しにくい。
注意:ここに書いた弱点は主に経済制度のトレードオフです。特に「共産主義」について、歴史上の一党支配・政治的自由・言論の自由などへの評価はこのゲームでは扱っていません。逆に、現実の資本主義・社会主義も国ごとに制度が大きく違います。3つとも現実の国をそのまま再現したものではありません。
そもそも3制度は何を解決しようとしているの?
ここが大事です。3制度は「同じ問題への別回答」ではなく、出発点の悩み自体が少し違います。 だから、このゲームで共産主義がいつも1位を取らなくても、「存在意義がない」とはなりません。
成長 / 起業 / 投資 / 上振れ / 個人の自由
真ん中や上位の資産が伸びやすい反面、下振れや格差も大きくなりやすい。
再分配 / 公共サービス / 安定 / 中間層 / 生活保障
資本主義ほどの上振れは弱くても、真ん中や下の人を守りやすく、総合指標で強く出やすい。
格差の最小化 / 共同所有 / 基本保障 / 階級差の圧縮
格差を抑える力は強いが、個人が資本を使って大きく増やす余地も削るため、「資産」や「上振れ」系指標では勝ちにくい。
「幸福」の定義を選ぶ
幸福度は「物質的余裕・安心・経済的選択・余暇・健康」の合成スコア。正解の幸福を決めるものではありません。BOT本人の好みも28%混ぜています。
報酬差が小さくても「頑張るほど損」にはしない
報酬差で努力が変わる設定を強くすると、報酬差が大きい制度ほど意欲の高いBOTへの追加リターンが大きくなります。報酬差が小さい制度では追加リターンが小さいだけで、努力そのものがマイナス報酬に反転することはありません。
100人 × 3世界 × 30年
同じBOTの30年
何を見る?
なぜ、人は「働かない人」「努力が少なく見える人」を嫌うことがある?
Nature: Altruistic punishment / Social norm to work / The Effort Paradox / Deservingness and envy / Meritocracy review
🧒 小学生でもわかる解説
ここだけ注意: これは現実の国を採点する模型ではありません。何を大事にするかで評価が変わる、という比較です。
難しい数字や研究用語が分からなくても、まずここだけ読めば「この実験で何を見ているか」が分かるようにしています。
☕ この実験室に研究費を投げる
面白かった実験が1つでもあった人向け。はてな日和は全ページ無料のまま、OFUSEから任意で研究費を投げられます。