HATENA BIYORI / No.06 RESEARCH

縮小日本で、
どう生きる?

ゲーム側で作った人生モデルを、固定Seed・多世界線・27通りの生活戦略で壊します。「一番賢い人生」を決めるのではなく、何を重視すると選択が変わるかを見ます。

FIX CONDITIONS

研究条件

研究ではフルモデル(人口+賃金+税・社会保障+住宅+年金+AI)を使います。「赤字年」は収支がマイナスの年数で、資産が尽きた年数ではありません。住宅価格・個人税率・AI効果などのゲーム仮定は、世界線を増やしても正しくなるわけではありません。v1.27では主要仮定の感度分析と、失業・病気・介護・市場/金利が重なるストレス条件を別枠で検証します。

EVIDENCE & MODEL AUDIT

外部データとゲーム仮定を分離

内部チェック未実行
要素分類現在の扱い
人口 2025外部データ総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」(2026年9月29日公表)の2025年10月1日現在の確定値を出発点に使用。2026〜2070年は社人研「令和5年推計」の年ごとの絶対増減を、この確定値へリベース。
人口 2026〜2070外部推計+モデル加工社人研「令和5年推計」の出生中位・高位・低位(死亡中位)の各年ごとの絶対増減を、共通の2025年国勢調査確定値へリベース。3シナリオが2025年に同じ人口から始まるようにするモデル加工で、主要年だけの線形補間は廃止。
税・社会保障ゲーム仮定20%基準+現役/高齢者比による上昇。現行税制の再現ではない。感度分析対象。
住宅ゲーム仮定価格・人口感応・金利・維持費は仮定。H2では賃貸と年間ローン返済+維持費を年間家賃へおおむね揃えた持ち家を使う。
AI・技能ゲーム仮定既定の強い技能投資は賃金プレミアム18%、年18万円×10年、105h/年×10年。0/5/10/20%でも再検証。
年金外部境界+仮定所得代替率の外部資料を境界に、弱/標準/強の簡易モデル。感度分析対象。
株式市場・ショックゲーム仮定長期期待リターン・変動・暴落と追加ショックは未来予測ではない。ストレス条件で頑健性を確認。
過去再現未実施人口系列は公式データ・公式推計を基礎に年次化したが、税・住宅・AI・個人家計の2000〜2025年hindcastは未実施。したがって将来予測モデルとは呼ばない。

人口出典:総務省統計局 2025年国勢調査 人口等基本集計 / 国立社会保障・人口問題研究所 令和5年推計。モデル内部の数値は再現可能でも、未校正の仮定が現実に正しいことは意味しません。

IMPORTANT UNMODELED FACTORS

まだモデル化していない重要要素

家族・教育
結婚・離婚・子どもの人数・教育費は未実装。人生収支への影響が大きいので、現時点のNo.06を個人向け将来予測には使いません。
制度・税務
累進所得税、住民税、社会保険料の詳細、NISA、退職金、相続・贈与は未実装。簡易負担率は制度予測ではありません。
住宅・健康・寿命
売買諸費用、大規模修繕、地域別価格、死亡は未実装。病気・介護・失業はストレステストとして追加しましたが、発生率を現実統計へ校正したものではありません。

不足変数を適当な数字で埋めると精密そうに見えるだけなので、未校正のものは「未実装」と明示します。必要になった段階で外部データを探し、根拠とゲーム仮定を分けて追加します。

EVIDENCE TYPE

「支持」の意味を3種類に分ける

設計挙動
式やルールに方向を直接入れているもの。支持されても「新発見」ではなく、主に内部整合性の確認です。
創発比較
複数の仕組みを組み合わせた結果として出る比較。モデル内では一番「実験」に近い部分です。
外部データ・定義
公的統計・研究・国際定義など外部ソースに基づく部分。モデル結果とは分けて扱います。

重要:「モデル内で支持」は、現実世界で証明されたという意味ではありません。特に「設計挙動」は、想定した式が想定どおり働いたかを見るチェックです。

HYPOTHESIS TEST

H1〜H6:支持される?されない?

比較前

v1.25まではH1〜H6が「問い」のままで、支持 / 不支持を判定するロジックがありませんでした。v1.26では判定ルールを先に固定し、同じSeedの世界線を対にして比較します。判定は勝率の95% Wilson区間を使い、50%を明確に上回れば「モデル内で支持」、下回れば「モデル内で支持されず」、またげば「モデル内で判定困難」です。これは現実の日本での証明ではなく、現在のモデル内での検証です。
重要:通常の300世界線は「1つの人生の分布」を見るだけなのでH1〜H6の比較判定には使いません。一方、「27戦略を各100世界線」を押した場合は、H1〜H6の専用比較も自動で追加実行して判定します。

使い方:「27戦略を各100世界線」を実行すると、結果表示のあとにH1〜H6専用の比較も自動で走り、判定まで更新します。「人口3条件を比較」ではH1も自動更新します。上の「H1〜H6を一括検証」は、仮説だけ再計算したい時用です。
固定条件: H1〜H4は副業なしを固定して効果を切り分けます。H5・H6の27戦略には上で選んだ副業条件を使います。

H1創発比較比較前
人口減少が深いほど、世界株中心の相対優位は現金中心より大きくなる。
判定:出生低位での「世界株−現金」の純資産差が、出生高位より大きい世界線の割合。
H2設計挙動比較前
年間ローン返済+維持費を賃貸の年間家賃へおおむね揃えた人口感応の低い持ち家は、賃貸より赤字年を減らす。
判定:同じ世界線・年間ローン返済+維持費を年間家賃に近づけた費用整合の持ち家の赤字年が賃貸より少ない割合。住宅グレード差による混同を減らします。
H3設計挙動比較前
AI+技能への強い投資は、費用を払っても純資産を増やし、赤字年を減らす。
前提:既定では賃金プレミアム18%、年18万円・105hを10年間。判定:純資産増と赤字年減を別々に検定し、両方支持のみ「モデル内で支持」。赤字年が同じでも、赤字金額が減る可能性を別指標として表示。0/5/10/20%のプレミアムでも感度分析します。
H4設計挙動比較前
年金が弱いほど、「70歳退職+世界株中心」と「65歳退職+現金中心」の差が大きくなる。
判定:弱い年金での2戦略の純資産差が、強い年金での差より大きい世界線の割合。
H5創発比較比較前
純資産最大の戦略が、赤字年最少の候補から外れることが多い。
判定:27戦略の中で、純資産1位が「赤字年最少(同率をすべて含む)」の候補に入らなかった割合。同率候補数も別に表示。旧版と同じ多数派判定を維持。
H6創発比較比較前
追加時間を1,500円/hで評価すると、純資産1位の戦略は変わることが多い。
判定:27戦略の「純資産1位」と「純資産−追加時間×1,500円」の1位が異なる世界線の割合。
最終問い
人口が減る日本で、「たくさん持つ」ことと「壊れにくく暮らす」ことは同じなのか?
そして、答えが違うなら、何を目的にするかで人生戦略はどう変わるのか。
EASY MODE / FOR EVERYONE

🧒 小学生でもわかる解説

何をくらべてるの?
人口が減る日本で、住まい・投資・学び・年金・AIなどを変えたら、人生の余裕がどう変わるか比べます。
超かんたんに言うと:
未来を当てるゲームではなく、「どんな条件なら倒れにくいか」を見るゲームです。1つの正解より、悪いことが起きても立て直せる組み合わせを探します。

ここだけ注意: 金額は未来予言ではありません。設定した条件を変えると結果も変わります。

難しい数字や研究用語が分からなくても、まずここだけ読めば「この実験で何を見ているか」が分かるようにしています。

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